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震災時の糖尿病心得

まずは落ち着いてインスリンの入手方法を考えましょう。

インスリン注射量が一日20単位以下の人は1,2回注射ができなくてもすぐに変わったことはおきませんが少しのどが渇くくらいのことが起こるそうです。水分を十分にとっておけば少しの期間は大丈夫みたいです。インスリンが突然なくなるわけですから当然、不安、ストレス、またはパニックになっているので食事を摂らなくても血糖値は上昇します。(インスリン拮抗ホルモンの上昇のため)

さてこのようなことはあまり起こりえないのですが常日頃から考えておいたほうがいいでしょう。以下のことに注意しておけば良いようです。

・予備のインスリンと注射等は職場や学校などに置いておく。
・注射針は替えがないので何度も使用しないといけない。
・とにかくインスリンなどの治療薬は必ず持ち歩く。

防災グッズなど自分で用意してインスリン注射や治療薬などすぐに持ち出せるように今から準備だけはしておきましょう。


災害時に起こりえる問題はどのようなものがあるでしょうか?

1、正常な規則正しい食事が摂れない。
2、主治医の先生と連絡が取れない。
3、インスリンは持ち出せたが冷所保存が出来ない。
4、注射針が残り少ない。
5、消毒のアルコールがない。

このこと以外にも予想だにしない様々な問題が起こると思います。上記の問題点にある程度私の考えと書籍等で調べた回答などをお話します。

1の場合は食事を摂らなくても血糖値は上昇するそうなので食事もですが水分の補給に気をつけることです。またインスリンは超速効型か速攻型のものを重視する。超速攻型と速攻型は中間型や超持続型の替わりになります。つまりいつもよりこまめに打つことにより代用が効くのです。そのタイミングは2,3時間毎にこれまで食前に注射していた量の6割程度を注射するのが良いようです。

2の場合はなりふりかまわず開いてる病院に飛び込みましょう。インスリンが手に入るかもしれません。この場合自分の使用しているインスリンの名前は覚えておきましょう。会社が変わっても同系のインスリンなら使用できます。使用方法もそこまで大きな差はないでしょう。ただし少なからずとも現金は必要です。防災グッズにグッズに準備しておきましょう。

3の場合は真夏以外は大体良いのですが真夏の場合でも成分は3,4週間は変化しないようです。ただし直射日光は避けましょう。

4の場合常日頃から備蓄しておきましょう。大震災があった神戸や新潟などでも病院がしっかり機能出来るようになるのに1ヶ月程かかったそうです。

5の場合も4の場合と同じで備蓄が大事です。

危機管理はとても重要です。皆さんも次病院に診察に行った際は多めにいただくと良いでしょう。ただし病院によっては必要最低限しかインスリン等を出さないところが多いです。私の行ってる病院もそうなのですが先生に相談してみるのもいいでしょう。わかってくれる先生だったら良いのですがそうでもない場合は嘘も方便??嘘はいけないのですが落としてしまったとか言って一本多くもらうのも良いかと思うのですが。。。。嘘はいけませんが災害が起こったときに後悔したくありませんからね。備蓄は大変大事です。



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