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糖尿病と診断されてからの心境について

2006年6月5日 
1日の検査結果が出たこともありましたが病院から今すぐ来れませんかと仕事中だったんですが携帯電話に連絡がありました。とにかくいやな予感はしたんですが職場から近かったこともあり病院へ行くことにしました。

結果、1型糖尿病と確定!!そのままペンタイプ注射器の使い方の説明を受けました。打つ練習が出来ないので実践で慣れていくしかありませんでした最初は痛そうで抵抗があったんですが現在は慣れたものです。痛みもありません。

そうそう今だから話せるのですがその日に注射の打ち方を習ったわけですが即効性のインスリン注射を打った後先生が今注射を打ったから低血糖になるといけないからとビスケットを2枚出してくださいました。何の変哲もないビスケットです。しかしそれを食べたとき始めて悲しくなりました。いつでも食べられるという気持ちがあったのでしょうね。今までもあまりビスケットなどは好んで食べていたわけでもないし間食やおやつなどあまり食べるほうではなかったんですがこれからは制限していかないといけないと思うと少し悲しくなりました。あのビスケットの味は忘れられない味になりました。

だからといって糖尿病は食べてはいけない物はないんです。ただバランスよく食べましょうということと過食はだめよということです。

家族との葛藤の日々が続きました。自分が糖尿病になったことを一番苦しんだのは多分妻でしょう。自分よりも悲しんでいました。

2月に長男が生まれたのでその頃は自分も体重激減の時期にあり妻には心配をかけたくはありませんでした。そういえば妻が病院のベッドから言っていました。”運動をしているから痩せたんでしょう"と。。。今思えばあの頃に病院へ行ってればもっと早く発見出来ていたわけですが妻もそれを悔やんでいるのでしょう。

糖尿病の症状の中に体がだるいというのもあります。この2月頃は妻も入院していたため私が子供の面倒を見ていました。幼稚園に行く子がいて火曜日は毎週弁当だったので朝は4時半起でした。早起きがだるいのではなく全体的に疲れが取れないような状態が長く続きました。これも糖尿病の症状だったのですね。単純に仕事と家庭で疲れているだけかと思ってました。

 ただこの病気になって思ったことは家族ってやはり心強いと思いました。当時心境の変化としては少しのことで怒りやすくなりました。心に余裕がなかったのでしょう。さすがに暴力とまではいきませんでしたが自分って案外弱かったなと思いました。

ドラマ、ドキュメントなどで病気と闘いながら元気に生活をする光景をよく見かけます。それらを見ながらみんな強いなとかかわいそうだなとか思いながら第3者の目で見ていたわけです。自分が病気になってもあれぐらい出来るよと思ってました。しかし私は病気になったら心に余裕がなく無気力になってしまいました。不思議と死にたいとは思いませんでしたが。。。。

支えてくれたのが家族です。怒りっぽくなってしまった自分を見捨てずに私の知らないところで糖尿病の勉強をしていました。人に聞いたりインターネットで調べたり、書籍購入までしていました。おかげさまで心が折れることもなく前向きに考えられるようになりました。家族には本当に感謝しています。ここから先のことは糖尿病日記(不定期)に記録していきたいと思います。





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